ストレスが溜まっている子猫

人間社会では大きな問題として取り上げられることが増えてきたストレスですが、これは犬や猫と言ったペットたちにも存在しています。
ペットたちは言葉を使うことはできないため、たとえストレスがたまっていても、我々にわかりやすく伝えることはできません。
ストレスを感じている時には、どのような行動や兆候が見られるのかをチェックしておき、人間側で早めに気づいてあげることが大切です。

それではペットたちには、どのような形でストレスが蓄積していくのでしょうか。
彼らは人間と違って基本的には仕事をしたり、勉強を強いられるようなことはありませんが、日常生活における不安や刺激、体調不良などが原因となって心身に悪影響がでているケースは珍しくはないものです。
中には人間にとっては些細なことであっても、ペットにとっては重大な身の危険を感じるような場合もありますから、しっかりと気を配ってあげることが必要となります。

ストレスの具体的な原因は色々とあるので、代表的な例を見ていきましょう。
まずは家庭内のトラブルは、ペットにとっても危機感を察知し、不安になるケースが見られます。
家族同士が頻繁に喧嘩をしたり、そうではなくてもお互いに冷たい態度を取っているような場合には、ペットはそれを察知してつらい思いをしかねません。

また生活環境もトラブルの原因となりやすい点です。
頻繁に来客があったり自動車・バイクの通行が多いような生活環境では、なかなか心が休まらず、緊張状態が続いてストレスになる可能性があります。

加えてペットに対する扱いによってはストレスは生じます。
いたずらをしている時に過度に叱ってしまったり、犬の場合は運動不足なども原因になりやすいでしょう。
他には引っ越しをしたとか子供が生まれたというようなことが引き金になることも珍しくはありません。
病気やお風呂なども影響しやすいため気をつけましょう。

このような原因でストレスが生じた結果、ペットには異変が生じることがしばしばありますので、これを見逃さないことが大切です。
極度に不安状態になって食事を取らなくなったり、攻撃的になって暴れまわるようなこともあります。
肉球を舐め続けたり、自分の毛をむしるような行動が現れたりするケースもしばしばです。

ペットたちにストレスがかかっていると感じた時には、しっかりと原因を取り除くことがまずは大切と言えます。
同時にちょっとしたことでは動じないような、性格面での安定性を養っていくことも、考えてみると良いでしょう。

小さい頃からストレス耐性を高めよう!

子供の柴犬

ペットは生まれながらに持っている性格もありますが、日々の暮らしの中で成長しますから、これによって後天的にストレス耐性を高めてあげることも不可能ではありません。
不安や緊張やイライラに対するキャパシティを高めてあげることで、癇癪を起こしたり不安状態に陥りにくくなります。
性格的に落ち着きが出てくると飼い主としても扱いやすくてより有効な関係を築けますので、メリットが豊富です。

ストレス耐性については幼少期からトレーニングを始めていくのがおすすめです。
ペットも小さな頃は色々なことを吸収して学ぶ傾向が強いですから、この時点でさまざまな体験をさせてあげれば、性格面に良い変化を期待することが可能です。
特にポジティブな体験を多くさせてあげるように工夫していきましょう。

まず精神的な健康の基礎は運動・食事・睡眠と考えて良いです。
成長してからは性的な興奮がストレスになることもありますが、幼少期ではあまり問題とはならないでしょう。
充実した暮らしのためには、良く食べて遊び眠りもたっぷりととることが大切です。

上記の3つの要素は互いに密接に関係してくるので、バランスを考えることが重要となります。
例えば運動不足の時には食欲も低下し、体力が有り余っているために睡眠も取りにくくなったりしますから、注意が欠かせません。
食べてばかりで運動不足の子もいますが、このように太りすぎて体調を崩し、そこからストレスが生じるケースがあるので気をつけましょう。

睡眠については人間と同様に周期がありますから、変な時間に起こさないように気をつける必要があります。
犬の場合は「具合がわるいのか」と思うほどよく寝る個体が多く、半日以上は寝転がっている子も少なくはありません。
これは特に異常なことではなく、彼らは元々睡眠時間が多いので、それだけ眠りを必要としているとも言えます。
このために眠りを妨げない工夫が大切です。

動物の場合には人間とは違った睡眠周期を形成しているケースが多いですが、レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返す点では共通です。
どちらも脳を休めるには大切なので、できるだけまとまった時間の睡眠を与えるよう気をつけてあげましょう。

ペットたちのストレスがキャパシティを超えてくると、食欲不振や前足を舐めると言うような異変が生じてきます。
特に前足を舐めるのはお手入れの場合もありますが、ずっと舐め続けているような場合には精神的な問題を考えて良いでしょう。
こうなった時には何が原因かを考え、落ち着きのある生活を考えてみて下さい。