犬の体調不良はフィラリアが原因!?

フィラリアは日本では珍しくはないペットの病気で、特に室外で飼っている犬が感染する例は多く、室内飼育であっても油断はできません。
この病気に関しては予防薬を定期的に投与することが必要なのですが、これをうっかりと忘れていたような時には、感染してしまうリスクがあります。
予防薬をしっかりと与えていない時に犬が体調不良に陥った場合には、この病気の可能性を考えて良いでしょう。

犬に対しては犬糸状虫と呼ばれる寄生虫が感染します。
糸状虫と呼ばれるように、糸のような細長い寄生虫です。
蚊によって媒介されるフィラリアは幼虫の状態でペットの体内に侵入し、そこで成長して心臓に集まってくる性質を有しています。
血管内に存在して閉塞する可能性もあり、最終的には死のリスクが高い病気とも言えるでしょう。

感染した際には慢性的な咳のほかに、体力の低下、腹水がたまるなどの異常が見られるようになります。
最初は散歩時間が短くなるとか、食欲が落ちるなどのありふれた体調不良しか生じないために見逃す可能性も低くはありません。
できれば早期のうちに診察・治療を考えたいものですので、おかしいと感じた時には思い切って、獣医の診断を仰ぐのも良いでしょう。

この感染症はいったん発症すると、飼い主が下手な処置を行うと命取りになりかねません。
糸状虫が成長・繁殖しているような状態になってから、慌てて予防薬を使うと寄生虫は死滅するものの、そのために死んだフィラリアが血管を閉塞したり、死んだ虫の影響で強いアレルギー反応が現れる危険性があります。
したがって咳や食欲不振などの傾向から感染が疑われる時には、獣医に相談することが大切です。

治療に関してはペットの体力や状態からみて、処置内容が変わってきます。
手術をして虫を取り除くこともあれば、駆虫薬を使うことも可能です。
場合によっては温存療法として、余生をできるだけ楽な状態で生きながらえるような措置が取られることもあります。

フィラリアは罹患するとあとの処理が大変な感染症です。
よって予防が極めて大切ですので、しっかりと獣医と相談して予防薬を投与していくと良いでしょう。
予防薬は通販でも手に入りますが、とりあえず与えておけばよいという品ではないので気をつけて下さい。

予防薬の投与に関しては、蚊の発生時期を考えることは当然ですし、事前にフィラリア感染の有無などを調べる必要があります。
通販を利用する場合には、一度は獣医に相談してアドバイスを貰ってから考えていくと良いでしょう。